お世話になります。
リーマンたくです。
みなさん、叱られるのは嫌ですか?
僕はめちゃくちゃ嫌で、褒めて伸ばしてくれと常に思っています。
今の会社では、そんなに叱られることはなかったですが、以前は叱られっぱなし。というより怒られてたかな(感情任せに)
しかし、部下は叱って伸ばせという本が多々あります。
叱られたくないのになー、なんでこんな本が出るのだろう。。。と思っていたので、ちょっと読んでみましたので、まとめます。
リーダー共通の悩み「叱れない」
・パワハラだと思われる
・部下が出社しなくなったら大変
・注意したいけど、どう伝えればいいかわからない
など、リーダーの方は悩んでるようです。
確かに、変な叱られ方したら、パワハラだとか思ってしまうかもしれません。さすがに会社に行かないとは思わないかもしれませんが。。。
プロフェッショナルとしての叱り
野球監督の野村克也氏の言葉に「三流の選手は無視。二流の選手は褒めて育てる。一流の選手は叱って育てる」というものがあります。
大成して欲しいという期待であることから、「叱るのは、相手を思いやる愛情があるからだ」とのこと。
以前の職場で怒られていたのは、僕に期待していたから?と前向きに考えます。
叱る力が求められる3つの理由
①部下の成長を妨げる
叱りによってミスや不足を気づかせ、力を伸ばす
②あなた自身の能力が疑われてしまう
自信を持った態度で指導できなければ、他の社員の信頼を失い、部下に軽んじられる
③他の人から信頼が失われる
部下のミスや不足を見て見ぬ振りをするのは、自分可愛さの保身でしかない。
絶対にしてはいけない叱り方
①権威的な叱り方
上司という立場を利用して、黙らせてしまうような叱り方
②自分の感情をぶつける叱り方
自分の思い通りにならないことに対して、憤りの感情をぶつける。叱り相手はの成長を願って、反省させること
③一貫性を欠く叱り方
相手によって、叱り方をあからさまに変える
これってよく見かけませんか?
社長という立場を乱用する人、叱るではなく怒る(感情任せ)人、女の子やお気に入りには特別対応。
こんなことが、日常的に行われているから、みんな叱られるのが嫌になるんですよね。
最近の若いものは、叱れたらすぐ凹むなど言われますが、叱るのが下手くそなんですよ、最近の上のものは!!というのが、若者の思う事かもしれませんね。
叱る事で大事な事
・叱った後は、上司から明るく話しかける事
この事で、気まずい空気がなくなっていきます。
・失敗は叱る。しかし、改善が見られたら褒める。
アメとムチですね。
叱りの土台は信頼関係
・指導者として接する
願望は、部下に人気のある理想の上司。しかしビジネスパーソンとして通用する力を身につけさせるために必要な叱りはする。
・部下の能力・意欲を伸ばす
部下の能力に応じて、仕事を任せる。トラブルが起きた時などは、部下に寄り添い、頼もしいリーダーを目指す。
・普段は温和、ここぞは厳しく
叱り方のスキル
ゴールを先にイメージする
・気づかせる
上司が、自分のミスを知っていることに気づかせる。(ちょっといいかな?など)
・納得させる
〜という理由で、これは君にとって良くないこと、と叱られる理由を伝える。
・反省させる
叱られる理由を納得させ、反省させる。
・改善させる
今後の君を見ているよと、改善のために行動を自発的に実行させる。
叱る前に「叱りランク」を決めておく
①たしなめる程度にしかる(軽)
部下が照れ笑いを返せる程度の叱り
②少し厳しく叱る
同じ失敗を繰り返す、改善が見られない場合。穏やかな表情+冷静な口調で指導
③厳しく叱る
絶対に許してはならないことに対して、必ず人目のないところで(叱りは恥を書かせる目的ではない)
ほとんど、③になることは少ないかな?
追い詰めない。最後には安心させる
「なんでこんなことで・・・」というミスをしてしまうこともあります。そこで「やる気あんの?」などと叱ってはいけません。
失敗して情けないと一番思っているのは本人です。
特に叱った後には、「失敗は気にするな。明日の糧にしよう」と言葉をかけましょう。
叱ろうと思った瞬間に叱ってはいけない
成長のためにしかると思っていても、感情が高ぶると、怒りが増幅して「だからお前はダメなんだ」と人格否定をしてしまうこともあるかも?
冷静さを保つこと絶対必要!!
冷静さを保つ秘訣として
・まず3秒待つ
・しかる前に、最悪の事態を想定する
・言い訳に耳を傾ける
行為だけをしかる
相手のできていないところだけを指摘します。
他のことを持ち出さないことが大切です。
四大禁句
①だから君はダメなんだ
日頃からダメなやつと見られているように感じる
②何度も同じことを言わせるんだ
自分はダメな人間と、自信を失わせる
③この程度のこともできないのか
能力を完全否定されたと、部下は受け取る
④やはり君には無理だったね
最初から期待されていなかったと、部下を傷つける
このような人格を否定する人は、周囲の信頼を失ってしまいます。
しかるとき、周囲のは、言動にいつも以上に注目しています。
まとめ
叱り方の本では、実際の叱り方、ダメな叱り方などが、書かれていました。
この本を読んで思ったのは、「こんな叱り方なら受け入れる」と思いました。
その反面、ダメな叱り方をしている人が、多いと僕は感じました。
僕みたいに、叱られるのが嫌だと思っている人は、しかる人ががダメな叱り方をしているからだと思います。
最近の若者は叱られなれていないと思う上司の方はいると思いますが、まず、自分の叱り方を見直しては?と思います。
自分の上司が、ダメな叱り方をしている人は、この本などをそっと、机の上に置いてプレゼントするのはいかがでしょうか?